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| は ち だ い め も の も う す | ||||||||
| 金具屋八代目館主、西山政樹です。 ここでは、私のこだわりや考えを申し上げたいと思っております。 第二回目は環境問題への考え方について。 当館ではこの度、 地球温暖化対策推進国民運動「チーム・マイナス6%」 に参加することを決め、先日承認されました。 申請にあたっての決意表明、具体的内容についてご紹介いたします。 |
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地球温暖化対策推進国民運動「チームマイナス6%」
当社では業種にかかわらず、すべての企業が賛同すべきものだと考えています。
旅館業とエコ、ともすればまったく正反対のイメージがあるかもしれません。
旅行とはかつてはハレの文化、贅沢なものと言われてきました。
旅行だからなにをしてもいい、旅館に来たときくらいなんでも贅沢にしたい、というのが大多数の人間の心理です。
しかし、営業成績のためにいつまでもそのような流れを増長させていることは「旅館」というものの社会的地位の低下にもつながると思っています。
旅館という場所であるからこそ、ここで我々が意識を変え、智恵を使い、またお客様に協力していただくことで、かなりの効果があるのではないでしょうか。
そう思い、今回の運動に参加することを決めました。
実際、この運動に参加することにより、ある客層のお客様はなくなるでしょう。
そういうマイナス面も覚悟のうえでの参加申請です。
私どもの旅館は源泉を4つ所有しています。
地球の恵である温泉のおかげで、250年も温泉宿を続けてくることができました。
自然を、地球の資源を大切にするという私どもの考えは、今回の運動に近いものがあるのではないかと思っています。
具体的な活動内容について
■冷房
@集中管理式の冷房機の稼動を15:00〜23:00に制限。(客室18室、宴会場、ロビー、事務室)。
A電気エアコンの客室(11室)は設定温度を28℃に設定。
※上記2点については、実際にお客様からのクレームもあります。
B昔ながらの網戸の再整備を予定(2005〜2006年予定。総予算200万)
C目標数値を的確に把握できるように、全客室に温湿度計を設置
■暖房
◎熱交換器2台の分解整備。それにともなう引湯管及びバルブの新設により、源泉利用の温泉暖房が、全客室(29室)、宴会場、事務室の全てにいきわたった(2004年)。
◎上記のうち11室は、源泉温度が70℃と低い為、厳寒期はエアコン併用となる。
◎高温の98℃の源泉2本利用の客室18室・宴会場・事務室(延床面積3000u)については、今年度下記の改修工事(2005年実績総工費1200万)により、全ての期間、暖房を化石燃料を使わない温泉暖房でまかなえるよう目指している
@貯湯タンクの新設
従来の大きなコンクリートタンクから、小さなFRPタンクにかえた。
(大きなタンクでは、貯まっている間に温度が下がる為)
A引湯パイプ新設
上記(タンク新設)により温度が上がる為、耐熱性のパイプに交換
B熱交換器の定期整備の回数を増やす(温泉の成分付着による熱効率低下を防ぐ)
◎目標数値を的確に把握できるように、全客室に温湿度計を設置

■水道の使い方
基本的な節水に加え、館内の風呂に関しても、水道水を加えないほぼ源泉100%で提供している。全9つの風呂の温度管理は加水ではなく、その日の気温や利用者数により、バルブによる湯量調節を日に4回行うことにより対応している。
■節電
10:00のチェックアウトから15:00のチェックインまで、掃除等が終わり次第、館内の客室や廊下などの照明を消している(連泊のお客様がいる場合などは、その部屋の周りの照明のみつけている)。当然、客室内の電気機器についてもかならずOFFにしている。
■PR活動
当社内だけの活動だけではなく、当旅館を利用してくださるお客様(年間平均2万人)にこの活動を伝え、またこの内容をホームページにて公開し、お客様だけでなく同業者の啓蒙にも勤めたいと思っています。
他、基本の活動内容に関しましては、社内での徹底をいたします。よろしくお願いいたします。
有限会社金具屋ホテル代表取締役 西山政樹
以上の内容にて、地球温暖化対策推進国民運動「チーム・マイナス6%」に参加申請をし、承認をいただきました。
正直申しまして、経費削減にはなりません。
今回の工事と設備の整備には、1200万ほどかかりました。普通に冷暖房をしていれば、当館の規模では年間の灯油代は350万ほどです。つまり、省エネにはなっていても、経費は逆に増えています。
ただ、今のこの不況下において、このような工事のできることは幸せなことだと思っています。
温泉という天然自然の資源を「もてるもの」の責務として、今後ますます省エネをはかり、「地球に優しい旅館」になりたいと思っております。主旨にご賛同いただける方は、ぜひご利用下さい。ご希望ならばご案内もいたします。
第一回:源泉について
2004年の温泉偽装問題を契機に温泉法が改正され、現在さまざまな認証制度や表示制度がでてきております。
温泉に対する金具屋のこだわりについて、お話したいと思います。
金具屋源泉100%のこだわり
| 大地からの恵み「温泉」には医学的に証明されている美肌効果はもちろんのこと「不老」の効果があると信じています。それだけに「源泉100%かけ流し」には、非常なこだわりを持っています。 八代目女将、板長、仲居頭、仲居、そして不肖私も、何十年と当館に居るものは、実年齢を当てられたことはありません。ある程度の「不老」は実感できています。 医学的には温泉の「不老」の効果は証明されていませんし、証明しようと研究しているという話も聞きません。 しかし、薬をつかさどる“薬師如来”が、古くからの温泉地には必ず祀られていることなどから考えても、少なくとも大昔より現在まで、実際の「経験値」としてその未知の効果や効能が信じられてきていることは事実です。 |
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| しかし戦後、高度成長、レジャーブーム、バブル景気などにより、旅館の乱立と大型化がすすみました。 それにともない温泉の水増し、循環などが当たり前に行われてきました。最近まで旅行業者を中心に、「お風呂」については、“大きさ”、“設備”のみを問い、肝心の“中身--お湯そのもの--”については、内容を記入する欄すらなかったことが現実です。 しかし近年になり、社会のニーズにもっとも敏感であろうマスコミ、特に温泉名人といわれる方々が、「源泉100%かけ流し」の重要性を説き、一般の人々もその重要性に気が付き始めていました。 そこに2004年の「白骨温泉」の入浴剤添加の問題が明るみに出、今回の「温泉法」の改正のきっかけにもなりました。 |
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温泉法の改正内容は(追加項目)は次の4点です。(2005年5月24日施行)
(1)加水の場合、その表示と理由。
(2)加温の場合、その表示と理由。
(3)循環の場合、その表示と理由。
(4)温泉に入浴剤添加と消毒としている場合、入浴剤の名称と消毒の方法。
これにともない、長野県、長野県温泉協会等、いろいろな基準を追加し、認定制度・表示制度を実施し始めていますが、
当金具屋ではいずれの機関にも認定等申請いたしません。
理由は以下に述べたいと思います。
■1■長野県(正直な信州の温泉)の認定制度について
長野県ではほとんど症例のないレジオネラ属菌にこだわり、「塩素消毒」を実質的に強いている。
栄養の塊で、細菌も発生しやすい飲用牛乳の低温殺菌が65℃、15分程度で許可になっていることを考えると、源泉が65℃以上ある温泉では、源泉ないし引湯管の中では生息できないであろうと思われる。
また、空気中に常駐している菌の落下に対しては、かけ流しによるオーバーフローにて対処できると考えられる。
それにもかかわらず、湯量の豊富な高温泉をもっている施設に対しても、県は一律に「塩素風呂」をもとめている。
こんなことは、消費者のニーズとはまったくかけ離れており、県のトップないしその依頼を受けたもののひとりよがり、独善といわざるを得ない。また、塩素という「毒」を大量に河川に流すことになり、自然環境にも影響を与えることになる。
ちなみに、長野県の衛生部あげての強烈な「お願い」にもかかわらず、5月24日(新温泉法施行日)現在、対象約2000施設のうち、認定申請をし、認定を受けた施設はわずか「10軒」のみであったことからも、この内容が温泉場からの反発を受けているということがわかる。
■2■長野県温泉協会の表示項目について
いろいろな項目を付け加えているが、次の2点が問題である。
(1)源泉率の表示がない
利用者のもっとも知りたい内容と思われる「源泉率(湯船に何%温泉が入っているのか)」の表示がなく、100%以外は99%なのか1%なのかがわからない。
※ジュースなどは何年も前から果汁何%と表示されている。
(2)自主申告で検査体制がない。
いろいろな温泉地で出ている問題に対する消費者への回答となっていない。
| そもそも、温泉は自然の恵み。 千差万別で、同じものはひとつもありません。 硫黄分、鉄分、高温、低温、それぞれの特徴、それぞれのよさがあるわけです。それをひとつの基準や表示制度にまとめようとすること自体、間違っているのではないでしょうか。 『長野県の温泉はすべて塩素濃度の基準○○ppmを満たしてますから安心してお入り下さい』などというのは、温泉を冒涜しているのではないでしょうか。 この様なことから、当館では、いずれの機関にも認定等申請することはせず、改正温泉法に基づく「独自表示」を各風呂毎におこなっています。もちろん、このホームページにも表示しています。 |
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それでは当金具屋の検査は誰が行うのでしょうか?
全国温泉地諸問題の前から行っていたことですが、御宿泊でご希望の方は、
「当館所有の全ての源泉をお見せします」
つまり、検査員は宿泊者である“あなた”なのです。