二酸化炭素濃度を測定しました

4月半ばからお客様の混み合うゴールデンウィーク期間について、ご利用中の食事勘定での二酸化炭素濃度の測定を行いました。金具屋で一番空間に対して人が多くなる夕食時の「慶雲の間」での測定結果です。

(Dongguan Xintai Instrument 社 HT-2000にて計測。濃度単位はppm)

 

鍋と土瓶蒸しの固形燃料が燃えるのでただ人が集まるよりも二酸化炭素濃度は高くなるはずですが、それでも厚生労働省が推奨する基準の「換気が必要」の1200ppmを超えることはほとんどなく、一時的にあがったとしても食事会場の換気設備によってすぐに換気が行えていることがわかりました。

慶雲の間 会場利用人数 18時 19時 20時
4/14 18 459 966 489
4/15 12 551 616 732
4/16 14 662 508 454
4/17 19 695 1001 1002
4/18 18 603 909 558
4/19 18 490 764 613
4/20 14 792 未測定 657
4/21 18 554 981 未測定
4/23 18 474 1091 622
4/24 20 709 725 486
4/25 16 453 658 516
4/26 20 513 未測定 470
4/27 16 704 591 456
4/28 16 673 892 495
4/29 19 529 570 465
4/30 20 569 506 524
5/1 18 493 615 438
5/2 20 613 672 526
5/3 24 571 1580 535
5/4 21 749 1424 1004
平均 17.95 592.8 837.2 581.2

なお、大広間については、以下の通り(平均値)

空間も広大で、気密性の低い木造であるため、ほぼ外気の二酸化炭素濃度とかわりません。

大広間 会場利用人数 18時 19時 20時
平均 24.25 472 537 524

12月に大広間でおよそ80名を一度に入れた日がありましたが、その際でおよそ最高900~1000ppm程度になりましたが、窓を開けることによって700ppmあたりで維持されました。

 

比較として、気密性の高いコンクリート棟の客室で、暖房をかけた状態で窓を開けずに大人3名が滞在した場合、2時間ほどで1200~1600ppm程度の二酸化炭素濃度となります。

 

現在、火災の予防と換気の点で、お部屋食は行っておりません。換気が出来ているから安全ということではありませんが、食事会場においてはきちんと換気ができているということをご報告いたします。

2021年05月22日